家庭薬講座@小児用風邪薬は置いておきましょう!

空が秋らしくなり、夜風が少し肌寒く感じるころとなりました!

あちこちでは運動会や文化祭が開催されていますね~。皆様、楽しい週末をお過ごしですか?

さて、今日はこれから寒くなる時期に多い、子供さんの風邪症状への対処方法です。

最近、ちょっとした鼻かぜや喉の痛みなどですぐ小児科に行かれるお母さんが増えたように思います。
でも、少し考えてみてください。
ご自身の子供のころはどうだったでしょうか?

1970年代、1980年代頃は、ちょっと鼻がぐずぐずすると、
「ちょっとこれ飲んでいきなさい」と
お母さんがどこからか子供用の風邪のシロップを出してきて、飲まされた経験はありませんか?

たまに、学校を休みたくて仮病をして「熱っぽい」といったのに、
「これ飲んだら大丈夫や!」と
薬を飲まされて、学校に行かされた経験もあるのではないでしょうか?

それで問題は全くなかったはずなんですね。

で、それは今でも変わらないと思うのです。

むしろ、鼻かぜや喉の痛みなど風邪の初期症状が出ているときに、ウィルスの蔓延する外にでて、小児科に行って、すごく病人の気分にさせてしまうという方が、子供にとっては良くないのではないでしょうか。

そういう時こそ、子供用の風邪シロップを常備しておくのがオススメです。
年齢の近い兄弟がいる場合などは、両方の年齢で飲めるものを選ぶのも大事です。
また、市販のお薬はとても美味しい味がついていて、子供でもとても飲みやすくなっていますし、生薬が入っているものもあります。

また、粉薬でも幼児から飲める薬もあり、ヨーグルトやアイスクリームに混ぜて飲ませることもできます。


「市販の子供用の風邪薬は、沢山の成分が入っているからよくない。病院で症状に合ったものだけをもらったほうがいい」と思われるお母さんも多いようです。

でも、風邪の場合は複数の症状で出ることが多く、実際に「今現在は出ていないけど、明日には違う症状が出てくる」こともよくあり、複数の成分が入ったものを飲ませておくほうが、それらの症状の悪化を防ぐこともできます。

子供さんはお母さんの顔を見て反応します。
お母さんが心配そうな顔をして、「大丈夫?」と聞くと、「お母さんが心配しているから、きっと自分の病気は深刻なんだ」と思い、子供自身で気力を落とし、体力の低下、免疫力の低下を起こすこともあるのです。

少しの鼻水や痰、軽い咳、少しの熱や頭痛なら、家庭用の子供の風邪薬を飲ませ、必要であれば学校を休ませ、温かい家の中でゆっくり過ごさせて、お母さんが「あら、お薬が効いたね。大丈夫ね」と声をかけてあげられれば、子供さんの風邪は早く良くなります。


子供用の風邪薬をうまく利用してみましょう!


当薬局で「これは小児科に行ったほうがいい」とお勧めする場合は、

*いきなり40度近い高熱が出た
*咳がずっと止まらない
*下痢や嘔吐も伴う
*体の節々が痛い
*かなりぐったりして食欲が全くない
*数日、風邪薬を飲んでも全くよくならない
*微熱が続いている

などの場合です。
患者さんの状況によっては、上記以外でも病院の受診をお勧めする場合もあり得ます。


病院に行ったほうがいいかな、市販の風邪薬で行けるかな?どんな薬が飲ませられるかな?
そんな相談はいつでも薬局セブンファーマシーまでお越しください。

子供さん用の風邪シロップもちゃんとご用意してあります♪

処方せんが無くても、お気軽にご相談にいらしてください。

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