うちの薬歴は「手書き」なんです!

さて、今年が始まってもう2か月!1/6が過ぎてしまいました!!
本当に時のたつのは早いものです・・・

ところで・・先日、某薬局が薬歴(正式名称:薬剤服用歴管理記録簿)をつけていなかったことがニュースになりました。

薬歴を昭和57年からつけている当薬局としては、もちろん「開いた口が塞がらない」状態で、びっくりを通り越してあきれてしまいますし、同時に同じ薬剤師としてあまりにも低い職能意識で残念に思います。

私たちの薬局には実はなかなか新卒の薬剤師はきません。地方であったり、夜の勤務があったりと学生にとっては面白くない要素があるからでしょうか・・みんな某大手チェーン薬局にいくのです。でも、大学で薬歴の重要性や意義を勉強しているはずなのに、なぜみんな薬歴を付けない薬局で平気で働けるのか・・・・そこも残念に思います。

ちなみにうちの薬歴は自慢ではないですが、実は昭和の開局当時から全く変わっていない紙媒体なんです!
薬歴に記載すべき事項が増加してきたことで、薬歴簿の様式は2000年に全面改訂しましたが、そこからはずっと同じ様式をつかっています。

電子薬歴というものが私たちの業界ではよく活用されています。
セブンファーマシーでも電子薬歴が出始めた平成の初期ころから、ハイブリッジをはじめ、高園、三菱、日立と電子薬歴の導入を検討し続けてきました。
当薬局にきてデモをしてくださった企業のみなさまもたくさん♪

だのに・・・・いまだに・・・正式採用にはなっていません。(笑)

現在はテスト的に本店のみで使用していますが、紙媒体と並行していて、どう考えても紙媒体の方が早くて便利。



気になった時いつでもみれる。
調剤中にこまめにチェックできる。
複数の薬剤師でチェックできる。


などなどメリットはさまざま。

勤務の薬剤師にも「電子薬歴にしたら薬の知識を勉強しなくなりそうで、いやです」といわれたことも。
薬歴を紙でつかっていると、工夫しながら書き込めるし、薬剤師同士で申し送りやその患者さんに関する連絡事項などもスムーズ。

患者さんに適切な指導をするため、安全にお薬を渡すための薬歴。
私たちは常にこの姿勢を忘れずに行きたいと思います。

なので・・・
うちはず~~っと紙薬歴♪

きっとこれからも・・・続くかと思います(笑)


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