薬局セブンファーマシーのカウンターでの相談事例をご紹介する「店頭あれこれ」
ブログ版の初投稿は「抗生物質が続けて処方されていた患者さん」のお話です。
題して・・・
ブログ版の初投稿は「抗生物質が続けて処方されていた患者さん」のお話です。
題して・・・
抗生物質、こんなに続けていいですか?
63歳の男性がこられました。
処方内容は・・・
フロモックス100mg 3T
ロキソニン60mg 3T 分3 毎食後 4日分
アレグラ60mg 2T 分2 朝夕食後 4日分
この処方が連続して出ていました。
今年の3/25、3/30、4/3、4/8、4/12、4/22・・・・・計24日分も!!!
4/22に来局されたときに気になって尋ねてみました。
薬剤師『抗生剤が続いていますね。最初はお風邪だったのでしょうね。』
患者さん『そうなんです。一度良くなったのですが、またぶり返してね。』
薬剤師『今はどんな症状ですか?』
患者さん『時々、スーット寒気がします。』
薬剤師『それ以外には鼻水とか、咳とか、喉が痛いとかありませんか?』
患者さん『そんなのは何もないですよ。前の風邪がぶり返したと思ったので、同じ薬を先生に頼みました。』
薬剤師『そうでしたか。でも、いまは咳や喉の痛みはないんですよね。それなら、抗生物質を飲む状況ではない気がします。抗生剤は感染を起している菌を抑える作用ですので、今の症状とは違うと思います。菌のせいなら、すでに20日分も飲んでおられるので、もうとっくにやっつけられていますよ。むしろ、栄養剤などで、免疫力をつけて、これ以上風邪をこじらせないようにされた方が良いと思いますよ。』
患者さん『週に4日、仕事があるので休まないようにしたいと思ってるんですが~。』
薬剤師『やっぱり栄養剤のほうがお勧めです。こちらの栄養剤は牛黄が入っていて体力の回復を助けます。カフェインが入っていないので、今夜、薬と一緒にに飲んでも大丈夫ですよ。』
そんなやりとりで、栄養剤を購入して、上記の薬と一緒にもってかえられました。
抗生物質を「風邪薬」と勘違いされている患者さんも多いです。
抗生物質はあくまで「菌を抑える薬」。さらに言えば、「風邪」の元は菌ではなくてウィルスによるものが多いのです。
以前から抗生物質の使い過ぎなどについても耐性菌など多くの問題があることが言われてきています。
また、「風邪をこじらした」場合は、風邪薬よりも栄養剤の方が有効だと考えられます。要は、風邪に罹患して体力が消耗している状態・・・だからです。
こういう場合は市販の「医薬品」のクラスのドリンクがオススメです!
中の成分などによっても病院からだされている薬と飲み合わせもあるので、薬剤師に相談して、購入してくださいね♪